港稲門会 Minato
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箱根駅伝、母校優勝までの道のり
〜港稲門会応援部会の場合〜
『第87回東京箱根間往復大学駅伝競走』(箱根駅伝)で、母校が東洋大と大接戦の末に10時間59分51秒の大会新記録で18年ぶり13回目の総合優勝!とここまでは、皆さんテレビや新聞で良くご存知でしょう。
箱根駅伝での優勝回数は歴代単独2位。昨秋の出雲全日本大学選抜駅伝、全日本大学駅伝に続く優勝で、史上3校目の学生駅伝3冠を達成!という朗報もご存知ですね。
往路、山登りの難所5区を力走する猪俣選手
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往路、山登りの難所5区を力走する猪俣選手
さて、私が港稲門会の応援部会に参加し、初めて増上寺前で母校に声援を送ったのは2006年。港稲門会ホームページをひもといてみました。
<「今年こそシード権獲得を!」と言う悲願の戦いでしたが結果は13位。復路を増上寺前で応援した「応援部会」一同、ガックリ>とあります。応援参加者12名。思えば、シード権獲得が目標の母校でした。
2007年には総合6位に復活。
シード権獲得でちょっと嬉しかった2007年の6位!
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シード権獲得でちょっと嬉しかった2007年の6位!
2008年は駒野選手と加藤選手の力走で総合2位の成績。ホームページには<往路で母校の12年振りの優勝でわいた><2位確保を確信して午後1時半新年会兼往路優勝祝賀会会場へ。18人の会員が参加して例年よりも賑やか>とあります。誰もが2009年の早稲田大学優勝を疑いませんでした。
この年の「秋の懇親会」には渡辺康幸監督をゲストに迎え力強い優勝宣言に大きな拍手がわきました。
優勝に向かってまっしぐらのつもりで迎えた、2009年大会。
下馬評では優勝圏外にあった東洋大学に山登りのエース柏原竜二が登場。ホームページの見出しは<アー残念! 今年も2位か!>の切ない文言が。ただ、<駅伝サポート倶楽部主催の報告会で瀬古俊彦さんが、沿道に稲門会の「のぼり旗」の少なさを指摘すると会場から異口同音に賛同の声があり、白井総長も来年は必ず倍増することを確約しました>と注目の記事があります。
そして2010年。大学から新たに3本ののぼり旗が届き意気揚々と応援に駆けつけた私たち。しかし、やっぱり駅伝は魔物だった。<今年こそ優勝の期待がありましたが残念ながら期待を大きく裏切る7位という結果>なんということでしょう・・・
今年は、幟旗を持つ顔もほころびました。
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今年は、幟旗を持つ顔もほころびました。
こうして迎えた2011年、第87回大会。1月3日、増上寺前に例年より30分以上早く集合。「今年こそ絶対優勝できる」と10区を先頭を切って疾走していく中島賢士選手を熱い思いで見送りました。見事1位ゴールのニュースに応援参加者全員でバンザイの大合唱。涙が出るほどの感動を味わったのは、久しぶりです。
恒例の記念撮影にも、思わず「バンザーイ」のポーズが出ました
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恒例の記念撮影にも、思わず「バンザーイ」のポーズが出ました。
この5年間、応援する側も悲喜こもごもを味わいました。エース2名が直前に故障し、4年生で初めて箱根を走った「5区・猪俣英希選手」と「6区・高野寛基選手」のめざましい活躍は、過去の無念さを経験していたからでしょう。渡辺監督と競争部全員に心から拍手を送ります。駅伝は、良い選手が居るからではなく、良いチームが一丸とならなければ勝てない競技だと、改めて確信しました。
さぁ、来年も!
文:桜井郁子(ホームページ担当/昭和52年第一文学部卒)
新入会員コラム
駅伝初応援で優勝!良い年だと神様に太鼓判をもらった私

11月の秋の懇親会で、駅伝応援と新年会のご案内をいただいて心惹かれる思いでしたが、親元を離れてから10年あまり忙しいとの言い訳をして除夜の鐘が鳴るかどうかの時間に戻り、2日の早朝に慌ただしく出掛ける親不孝娘をしてきただけに、いつまで一緒に正月を迎えられるかわからない年代に入った両親との時間をやはり優先させようと、参加を断念していました。

それなのに、前日2日の東洋大柏原と早稲田猪俣の5区の走りを見てしまい、「これは行かずにいられない!」と。東洋の柏原は確かにすごい、それを代走が決まって間もないのに27秒差にしか許さなかった一般入試組の猪俣はよくやった、かっこいい!なんていい男なの!!!じーんときてしまったわけなのです。
往路、山登りの難所5区を力走する猪俣選手 翌朝、隣で中央法科出身の父が「俺のとこはメッキリ出なくなった」とぼやくのを横目に「私、ちょっと行ってくるから」と朝食を早々に切り上げて「逃してなるものか」と増上寺前に駆けつけたのでした。
到着は13時10分過ぎ、沿道まで出たところでちょうど10区の中島選手が走ってきて
「ま、間に合った!」
幸先よいお正月になりました。

中島選手の後姿を見送り、直ぐにメンバーのみなさんを探してみると、それぞれにワンセグを覗いて
「21秒」
「三越前だ」
「おっ、距離が開いた!」
と、時折走って来る選手に掛け声をあげながらも夢中で中継をご覧になっていました。
「あっ、テープがみえる」
「いける」
そして一瞬の沈黙の後、
「やったぁー!!!」

早稲田通過後、ゴールまではワンセグで!
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早稲田通過後、ゴールまではワンセグで!
歓声を揚げるというより、もう全員が『吠えて』いました、当然です、何しろ18年ぶりの優勝、加え皆さんはシード獲得に至る前の絶不調の時期からここで応援をされていたのですから、こみあげてくるものは計り知れません。
一方、初参加にて優勝を味わった私は、この一年が間違いなく良い年だと神様に太鼓判を押していただいたような気分になりました。集合写真の通り、もうすっかりハイテンションです。

ところで、この応援に駆けつけて、お会いした桜井先輩や花村先輩が身につけてらしたワセダグッズにドキュンと胸を射ぬかれました。
「学校グッズって気恥ずかしいし、どこかダサくてイヤ」と思っていたのですが、チャーミングな先輩お二方の魅力と相まってとっても可愛いい125周年記念のスカーフと2010年稲門会のアディダスマフラーが素敵で、「いいなー、欲しい!」と大騒ぎしてしまいました。
応援後の新年会から帰宅すると早速インターネットを繋ぎ、ワセダショップを覗いて見ました。次回は私も何かゲットして身につけていきたいと思います。その時は、「かわい〜」とほめてやってくださいませ、.....ぜひ!!!
駅伝応援後の新年会。右から3番目が筆者
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駅伝応援後の新年会。右から3番目が筆者
文:牛久香織 (平成4年 第一文学部卒)
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